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『つくば市民大学』運営の一翼を担う市民組織「ウニベルシタスつくば」の公式blogです。
「言葉のキセキ〜カンカクで紡ぐ物語〜」が常陽新聞に掲載されました!

こんにちは。スタッフ・とこりです。 
2月4日に開催された、ワーク・ショップ「ともに楽しむアートコモン・ラボ 言葉のキセキ〜カンカクで紡ぐ物語〜」。 
おかげさまで、30名余の方々にお集まりいただき、にぎやかに開催いたしました。

 

 

取材に来て下さった常陽新聞の鈴木記者が当日の様子を記事にしてくださいましたので、ご紹介いたしますね。


匂いと記憶で物語紡ぐ 癒やしの香り作りも体験
つくば市民大学

 

匂いなどの五感と、感覚から呼び覚まされる個々人の記憶に着目し、障害のある人もない人も共に楽しみながら、共に在る社会を紡ぎ出そうというワークショップが4日、市民の学びの場、つくば市民大学(同市東新井、市民団体「ウニベルシタスつくば」など運営)で開かれた。

 

講座「ともに楽しむアートコモン・ラボ―言葉のキセキ〜カンカクで紡ぐ物語」の中で実施された。視覚障害者や聴覚障害者も含め、市内や東京、神奈川などから30代〜70代の約30人が参加。
見る、聞く、嗅ぐ、触る、味わうという五感を通して、参加者それぞれが記憶や想像力をふくらませ、一つの物語をつくるなどの体験をした。

 

視覚障害者で、美術館などで美術鑑賞のワークショップを開いている筑波大学人間系助教の半田こずえさん、美術作家で、匂いと記憶のワークショップを開いている女子美術大学非常勤講師の井上尚子さんが講師を務めた。

半田さんは、米国留学中に美術館を訪れた体験から、視覚障害者の美術鑑賞を研究するようになった経緯などを話し「一つの器官が受け持っている感覚の境は薄く、『手で見る』ことや『目で聞く』ことができる」などと語り、特に匂いという感覚について「記憶ともつながり、癒やしと関係がある感覚かなと思う」などと話した。

 

続いて井上さんの司会で、参加者が五感の中の一つの感覚だけを使って想像力をふくらませ短文をつくり、それぞれの短文をつなぎ合わせて一つの物語をつくるワークショップが行われた。

 

市内の松見公園や筑波メディカルセンターなどで癒やしの庭づくりなどに取り組んでいる、NPOつくばアーバンガーデニングが育てたローズマリーやラベンダーなど12種類のハーブを摘んで、自分だけの癒やしの香りをつくる体験なども行われた。

 

井上さんは「(日頃は見る、聞くなど)自分が優先する感覚に甘んじてしまっているが、実は全員が、障害を越えて共に楽しめる感覚を兼ね備えていることに気付いてくれれば」などと話していた。
(鈴木宏子)

常陽新聞 2017年 2月6日付1面に掲載

※この記事は常陽新聞より特別に許可を得て文章のみを転載しております

 

 

 

ご参加いただいた皆さま、楽しい時間をありがとうございました。

 

| 講座レポート | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
『「衣」「食」「住」とサステナビリティ お魚大国・日本のおいしい?寿司事情』開催しました

こんにちは。つくば市民大学幹事の小池です。

1月28日に、WWFジャパン自然保護室の前川聡さんを話題提供者にお招きして、『「衣」「食」「住」とサステナビリティ お魚大国・日本のおいしい?寿司事情』を開催しました。

 

本講座はサステナビリティを考えるきっかけになれば、と企画しましたが、そもそもサステナビリティとは、日常生活であまり使われない言葉です。

そこで今回は以下を「めざすこと」として掲げ学ぶこととしました。


ー分の選択が、いろんなものに「つながっている」ことに気付いている。
日常生活で何気なく購入する時に、「つながり」を想像したいなと思えている。

 

こんな寿司が好き!と自己紹介


まず自己紹介。

ご自身の名前と参加の動機に加えて、カードに描かれた寿司ネタの中から「食べたい」ネタを3枚選び、なぜそれを選んだのか理由もあわせて発表しました。
選べる寿司ネタは高級なクロマグロ、庶民的なイカ、同じ魚種でも養殖・天然と分かれているものなど全部で14種。

 

 

「ご馳走してもらうなら、こんなのを食べたい!」
「やっぱりクロマグロは食べたいな」
「養殖よりも天然物の方が良さそうなので」
「ヒカリものが好きなのでサバを入れました」
皆さんの寿司への熱い想いを共有し、前川さんの話題提供への期待が膨らみました。

 


寿司につながる水産の事情


前川さんの話題提供、まずは日本と世界の水産物消費量・生産現場の変化について。

各種データを元に、分かりやすい言葉で進んでいきます。

例えば東京湾の干潟。産業構造により干潟の多くが埋め立てられ、海苔やあさりなど干潟に依存する水産物の生産は激減しました。これは東京湾を見ても実感できますね。
世界に目をむければ、人口増・ヘルシー思考などの影響で水産物の消費量は年々右肩上がり。

その需要増は養殖の生産増が支えていて、現在、水産消費量の4割を占めている養殖物が2050年には半数を超えるという予測もあるとか。

水産物は「獲る」から「育てる」産業へと変化しているようです。

 

さらに話が進むと、参加者の表情も変わってきました。
はえ縄、底引きなど、さまざまな漁獲法の説明の中で、大きく広げた網に水鳥やウミガメなどの野生生物がかかって年間何十万もの命が奪われたり、海底が荒らされたショキングな写真。

養殖においても、マグロ1kgを育てるには15kgの魚が必要との数字。

「見えない海の中でそんなことが」「それだけの魚を使って育てるべきなのか…」
水産現場が環境に与える影響に、ため息をついたのは1人ではないようでした。

ここで「食べたい!」を基準に講座のはじめに選んだ寿司ネタが、環境負荷的な側面からどう評価されるか?

数値で表し、一人ひとりにお返ししました。
「クロマグロ、やっぱり負荷が大きいのねぇ」などなど、好きな寿司ネタへの印象が変わり、ちょっと複雑な思いのようです。

 

ただ、心苦しい話ばかりではありません。最後はWWFの取り組みをはじめ、漁業の現状を改善しようという動きや、購入の参考になる認証制度について事例を紹介。前向きな話で前川さんの話題提供は終了しました。

 

たっぷり1時間の話題提供の後はちょっとブレイク。
お茶をしながら、地元・つくばのスーパーにも並んでいるという「持続可能な方法で取れた」という認証マーク付きの水産品を手に取ってみました。

 


みんなで見つける「自分でできること」


休憩のあとは3つのグループに分かれてグループトーク。
テーマは「明日から自分でできること」。

ここでのポイントは主語を「自分」とすること

誰かにしてもらうのではなく、あくまで自分ができることを考えていきます。

 



「ちゃんとした寿司屋さんなら、海の事も大切に考えているだろうから、そういうお店を利用していきたい。その分、安いお寿司を安易に食べるのは我慢かなぁ」
「こんな現状なんだと、周りに話したい」
「お魚売り場の人にどんどん質問したい」
「カロリー表記のように、エコレベルを計算できるソフトがあったらいいな」

 

おいしいお寿司を食べるために

 

最後にもう一度「食べたい」寿司ネタを3つ選び、

「はじめとはネタを変えた?どんな基準で選んだ?」

を講座の感想とあわせて発表。

「好きなブリは欠かせないけど、環境負荷の少ない天然ものにします」
「2番目に好きなネタは資源が少ないそうなので、やめて4番くらいだったイカにしました」

前川さんのお話や対話の中で考えたことを元に、違うネタを選んだ方がほとんどでした。

自分の選択が水産現場と「つながっている」と気付いた結果、まさに本講座の「めざすこと」を達成したということなのでしょう!

 

お寿司につながる水産現場の問題は、すぐに解決するのは難しいものです。

でもひとり一人が寿司の背景を知ることで選ぶものが少しずつ変わり、その積み重ねが大きな声となり、問題解決へのエールになるのかもしれない。

そう願って本講座を企画しましたが、今回、参加者の皆さんがグループトークで熱心に考えたり2度目に違う寿司ネタを選んだ姿をみて、「エールになるはず!」と思えるようになりました。

 


 

参加者のみなさん、ありがとうございました。

| - | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
パンダマークでお馴染みのWWFさんが話題提供してくださいます。1/28サステナビリティ講座

皆さん、パンダマークでお馴染みのWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)さんはご存知でしょうか?
1月28日(土)14時〜16時半 開催の講座

「衣」「食」「住」とサステナビリティお魚大国・日本のおいしい?寿司事情

では、話題提供者としてWWFジャパン自然保護室の前川聡さんがいらしてくださいます。


お寿司が大好きな日本人が多い中、海外からの旅行者からも大人気の「お寿司」。

スーパーやコンビニでも気軽に購入できる身近な食べものとなりました。

しかし、クロマグロは資源の枯渇が報じられ、サーモンの多くは輸入品、ハマチやブリは養殖ものを目にすることが多くなりました。
世界から見ても珍しい、海に囲まれた日本という国、「お魚大国・日本」ですが、状況が変わってきているようです。

水産の現場はどうなっていて、今後未来の食事情はどうなっていくのか?

WWFジャパン・前川さんのお話と一緒に考え、私たちが実践できるヒントを見つけましょう。

 


以下の写真は、今月見かけた満月です。あまりにも綺麗だったので携帯でパチリ。

 

 

皆さまに良きことがありますように☆

| スタッフのつぶやき | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017年もよろしくお願いいたします。

2017年、つくば市民大学は開校8周年を迎えます。

 

今年も変わらず、みなさまとのつながりを大切に、誠実に着実に、「学びあいの場」をつくっていきます。

 

新講座も順次スタートいたします。→詳細はこちら

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

| スタッフのつぶやき | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
冬期休館のお知らせ

つくば市民大学は

12月21日(水)から1月9日(月)まで 

冬休みのため休館となります。


ただし、冬休み中の講座、1月7日(土)「子どもを見る」は予定通り開講されます。
冬休み中のお問い合わせ・講座参加お申し込みはウェブサイトよりお願いします。


なお、休み中はお返事までにお時間いただく場合がございますので、ご了承くださいませ。

 

| お知らせ | 16:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
『市民活動をパワーアップさせる調査・分析術』第3回、開催しました

こんにちは。つくば市民大学幹事の赤松です。

 

10月からスタートした「調査・分析術」講座の最終回が先日、終了しました。

今日は、まず、私から簡単に内容についてご報告し、

後半は参加者の萩原奈苗さんの講座レポートをお届けします。

 

去る12月6日に、シリーズ第3回め

 

 調べたことをどう読み解くか 活動を考えるためのデータのまとめ方・読み方」

 

を開催しました。

 

内容は

 

 ・データのまとめ方、考察のしかたを学ぶ

 ・調査の活かし方を学ぶ

 

という2つのテーマについての概説後、

参加された方々が、持ち寄られた文字データをキーワード化し、

どのような実践につなげられるか考える、というもの。

 

持ち寄ったデータは、文献資料、アンケートの自由記述部分、インタビューの記録など。

データ収集が間に合わなかった方は、

昨年、常総の避難所で行われた「足湯」の活動記録集から、

「つぶやき」をデータとして、検討してくださいました。

 

データを圧縮して一覧化するため、キーワード化し、グループで共有しいてるところ

 

 

後半は、調査に基づく、具体的な提言の仕方、ということについて、各自、考えてみました。

調査はデータ収集だけでなく、その前段の計画と、収集した後の、結果の公表・報告までが

調査です。

 

特に、市民による調査は、誰かが調査結果を使ってくれるだろう、ではなく、

自分たちが、世の中を変えていくための調査なので、調査後のアクションとセットです。

 

例えば、調査に基づいて提言するなら、

 ・何を

 ・何の目的で  

   ( 誰 )が、  

   ( 何 )をして  

   ( 何 )が、  

   ( どう )なることで、  

   (どんな)社会または地域をつくることを目的にし、

 ・誰に提案するのか(意思決定者は誰か)

 

ということをはっきりさせていなければ、説得力のある、

共感してもらえる提言はできません。

 

(『NPOが社会を変えられない5つの理由』より

 「『形にできない』〜思いを提案にまとめる力〜」新川達郎を参照しました)

 

講座では、その部分と、

 

 ・そのためにはさらに何が必要か

 

を各々の参加者が考え、今後に向けての意気込みをお伝えいただいたところで、

終了となりました。

 

 

調査を元に、何を何の目的で誰に提案するのかを短時間で考えて、共有する参加者の皆さん

 

 

3回の講座受講後、つくば子ども劇場で事務局スタッフとして、

活動されている萩原奈苗さんが、講座レポートをしてくださいましたので、ご紹介します。

 

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【市民活動をパワーアップさせる調査・分析術  

   アンケート採るなら/採ったら、もう一工夫!を受講して 】  

                         萩原奈苗

 

つくば子ども劇場の活動の中で、たびたびアンケートを目にしていました。

例会[鑑賞会]を見たあと、おもしろかったに○をつけるとか、感想を自由に書くものとか、

次年度の例会選びのための希望調査など。

 

私にとっては、手軽にみんなの気持ちをきくことができる

「便利なアイテム」という認識でした。

ところが、講座を受けてみてびっくり!

本格的なアンケート調査にはちゃんとルールがあって、

調査目的や結果の使用方法をはっきりさせる必要があることや、

結果を集計することとまとめることは違う、など、

アンケート調査のむずかしさ、 奥深さを知ることとなりました。

 

いっしょに講座を受講したのは、つくば子ども劇場の仲間の他に、

さまざまな市民活動にかかわっている人たち。 子供会の減少を憂えている人、

バリアフリーについて考える人、 日本で暮らす外国人へのサポートに関わる人など。

自分の活動分野の中で、日々奮闘しているみなさんのお話しをきくことだけでも、

大きな刺激になりました。

 

毎回、実践タイムや宿題があり、ぼんやりと講師の話をきいているだけでは

済まないのがこの講座。

私も「なぜ子ども劇場の会員は減少しているのか?」という壮大なテーマを掲げて、

仮説を立て、調査するべき分野選びや、内容や方法、

実際のデータを得たあとの分類や管理の方法を学びました。

 

3回の講座を終えて、残念ながらこの大きな問いに対する答えを出すことはできませんでしたが、

アンケートや聞き取り調査というのは、市民活動の中で、問題点を見つけ、

改善策を見出す手掛かりとなること、またそれを基に、

新しい提案という次のステップへもつなげることができる「必須アイテム」なのだ、

ということを学びました。

 

つくば子ども劇場の鑑賞後、鑑賞者全員が対象の「簡易アンケート」というアンケート

小さい子も「とてもおもしろかった」「おもしろかった」「つまらなかった」のうち、

どれかの箱に投票する

 

 

つくば子ども劇場の記述式アンケートの回収箱とその右は、

つくば市民大学公開講座「みんなのホールをつくろう」の看板

 

(写真は共に2015年5月24日 つくばカピオホール 提供:つくば子ども劇場)

 

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萩原さんのレポートいかがでしたか?

 

3回分をまさに情報圧縮し、発信してくださっていて、

こういう風にまとめるのね、とこちも学ばせていただきました。

 

レポートにある通り、異なるフィールドの実践者の方々が、互いに、

思いを形にしようとする熱意に刺激を受けられたようです。

 

調査について、共に学んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

ここまでお読みいただいた、皆様、ありがとうございました。

来年度も、実施したいと思います!

 

つくば市民大学 赤松

| 講座レポート | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |