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『つくば市民大学』運営の一翼を担う市民組織「ウニベルシタスつくば」の公式blogです。
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「ともに楽しむアートコモン・ラボ」第7回 〜「アートの学び」がつくるインクルーシブな社会の可能性〜 講座報告(前編)

こんにちは。講座担当の赤松です。

2015年から続けてきたダイバーシティシリーズの本講座、最終回の様子をレポートします。
アートコモン・ラボはアートを軸に、障がいのある人もない人も、ともに楽しむ方法を共有し、ともにいることでみえてくる<なにか>を探求しよう、という講座。
自分と異なる誰かとの出会いから自分や社会を問い直し、「異なる人同士がともにある社会」へ向けた関係を紡ぎ出す試みの場でした。
今回のゲスト、茂木一司さんはそんな私たちの思いと重なる、フラットでともに生きられる世の中にするための「アートのかたち」を探求し、数々のアートワークショップなどの活動を仕掛けてきた方です。
群馬大学で美術教育に携わる一方、美術鑑賞、身体表現ワークショップなどをアーティストとコラボし、群馬県内を中心に展開されてきました。

 

茂木さんデザインの講座チラシ

茂木さんデザインの講座チラシ


まず、講座では、みんなが参加できる場になるように、一人ずつどこから来たか、と「アートと聞いて思い浮かぶのは?」を一言で紹介してもらいました。
県内外から様々な人たちが集ったこの日、「アートと聞いて思い浮かぶのは?」には具体的なアートの分野などを挙げる方もあれば、「心の風景」「生きる力」「自分を表現するもの」「一言で言い切れないもの」「難しいもの」
など、イメージや印象を挙げる方もありました。

さっそく、「違いを楽しむ」がスタートです。


茂木さんの話題提供、冒頭は自己紹介から。
筑波大学芸術専門学群1期生ということで、当時の同期生の集合写真を見せてくださり、70年代の長髪&ファッションに会場はクスクス。
良しとするものは、人によっても違うけど、時代によっても違うんですね。
本題に入り、茂木さんから「今日はインクルーシブについてみんなで考えたい。皆さんの興味は?」ということで、会場に「アート・美術関係」「教育関係」「ダイバーシティ」をフィールドに活動している方、関心のある方がどのくらいいるか聞かれました。
これまでのアートコモン・ラボよりはアート関係者が多いよう。

 

平田オリザ著「わかりあえないことから」を紹介しながら、「違いを活かすためには、人間としての共通性に目を向ける必要がある」と茂木さん 写真中央壁の白字画面は、PC要約筆記による情報保障

平田オリザ著「わかりあえないことから」を紹介しながら、「違いを活かすためには、人間としての共通性に目を向ける必要がある」と茂木さん。 写真中央壁の白字画面は、PC要約筆記による情報保障

 

茂木さんは、多様な人たちを

「インクルージョンする、それがみなが幸せになるポイントではという考えにいたった。アートだけが役に立つとは思っていないが、自分がやっていることで何ができるか、いろいろここ10年くらいで試している」

と、これまでの実践をスライド、動画を交えて紹介。
その中には、アートコモン・ラボ第3回のゲスト、ダンスアーティスト新井英夫さんとのコラボによる、盲学校と聾学校の生徒が一緒に参加したワークショップ、広瀬浩二郎さんを招いて盲学校の子どもたちに、話を聞いてもらったり、触るワークショップをやってもらったときの様子などもありました。

 

 

話題より一部をご紹介します。


アートの仕掛けで、

「予定調和を壊す」「ほぐれる」「協同で学ぶ」「主体的にやりたいことをやる」
「わたしたちはもともとアーティスト。その中で、障害、知的障害などをもっていることがある」
「障害の有無に関係なく、自分のできることを分担する社会になったら。できることの量や質は 問わずに、やれることを提供してもらう。そのような世の中になったら楽 」


またシュタイナー教育を踏まえ、
「生まれてきたことには、意味がある。障がいの有無にかかわらず、生まれたことには 意味がある。かけがいのない存在として個人があり、その人が生きていることを、みんなに示し、感じること。アートは、多様な身体やできごとを受け入れやすく、保証しやすい。答えがたくさんある」
「大事なのは対話。自分がどういう人なのかを相手に話すこと、相手に対して興味を持つ、 持ち方が大事」


これらを受け、テーブルごとに座っている3〜4人で感想を語り、もっと聞いてみたい、と思ったことなどを書き出してもらいました。


ここで休憩タイムとなったのですが、皆さん、話終える様子がなく、茶菓を交え、会場はにぎやかでした。

 

参加者から寄せられた質問

参加者から寄せられた質問

 

 

グループでの対話を前に1人ずつ考える参加者の方々


以上、講座報告前編でした。
後編は、対話部分とふりかえりをご報告する予定です。
しばしお待ちくださいませ!


つくば市民大学 赤松洋子

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