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『つくば市民大学』運営の一翼を担う市民組織「ウニベルシタスつくば」の公式blogです。
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つくば市民大学が「36人の村」になりました。
7月31日、中央ろうきんさんとつくば市民大学とのコラボレーション企画、
夏休み親子講座「やってみよう!『世界がもし100人の村だったら』」が開催されました。

2001年以降、メールメッセージで世界中に広まった「世界がもし100人の村だったら」をテーマに、実際に身体を使いがら世界の格差や多様性を体感するゲームと、その後の感想の共有で、友だちどうし、親子どうしで「世界」について語り合うワークショップです。

今回参加したのは14組36名の親子。
幼稚園生から小学校高学年までのこどもたちと、その保護者の方々が集まりました。


 
どちらかと言うとオトナ向けの講座が多いつくば市民大学に、こんなに大勢の子供達が集まることは珍しいことなんです。
夏休み中の子どもたちは元気いっぱい!
「最強」モードにしていたエアコンがなかなか効きませんでした。
熱いぜ!つくばキッズ!
 
今回は小学校高学年の親子向きということで募集をかけていましたが、夏休み中ということもあってか、予想以上に参加希望者が多く、上は小6、下は幼稚園生までの子どもたちが集まりました。
 
最初のワークショップでは、参加者一人ひとりが「役割カード」で村人としての役目を与えられ、現在70億人が住む世界を、市民大学に集まった36人に圧縮した「36人の村」の住人となって様々なゲームを行います。


いろんな国・地域の、いろんな表情の子どもたちの写真を見て、「面白そう!」と選ぶと、その裏に「役割カード」が入っています。

「役割カード」には、住んでいる地域・あいさつの言葉・使っている言語などの役割が書いてあります。
「アジアに住んでいて、ニーハオと挨拶して、中国語で生活をしている」「北米に住んでいて、ハローと挨拶して、英語で生活をしている」というふうに。



ロープでおおまかに5大陸を作り、自分の住む地域に移動してみると、アジア地域に集中しているのが一目瞭然。
「ここ、せまい〜!」「暑い〜!」 と笑い声が起きました。



また、同じ国に暮らしていても同じ言葉が使われているわけではなく、例えば日本で使われている言葉だって標準語だけではなく、8種類もの言葉があるんだよ、と説明を受けると「そうなんだ!」と驚きの声が上がっていました。

さらに地域ごとの富の格差を実感するために、限られた数のビスケットをみんなで分配するアクティビティが行われました。
参加者がランダムに引いたABCDのカードは、Aから順番に「持っているグループ」→「持っていないグループ」となります。
一番持っているグループに分配されたビスケットは24枚。
そして、一番持っていないグループのビスケットは、なんと1枚の半分! 
この半分のビスケットをグループ全員で分けなければならないのです。


一番「持っているグループ」です。一人一人が、十分な数のビスケットをもらえました。

「持っていないグループ」にいた小さな男の子は、自分のグループに配られたビスケットがあまりにも少なく、そして持っているグループの子どもたちが楽しそうにたくさんのビスケットを食べている姿を見て、「なんでなんで?」と泣き出してしまいました。



泣いている姿を見た「持っているグループ」の子どもたちが、慌ててビスケットを分けてあげる、という一幕も。

たかがビスケット、されどビスケット。
でも、これが世界の縮図なんですよね。

なんでこんなに差があるの? 不公平じゃない? この差をなくすにはどうしたらいいのかな?
そんな疑問や問題意識を強烈に印象付けられるワークでした。

最後は、あの有名な文章「世界がもし100人の村だったらの朗読で締めくくりました。



字面で追うだけではピンとこなかったかもしれませんが、今回、自分が実際に「村人」になってみたあとにこの文章を読むと、その重みがいっそうましてくるに違いありません。

ランダムに与えられた役割で、マジョリティになったり、マイノリティになったりする体験を通して、世界にはいろんな地域があり、いろいろな人達が住んでいて、それぞれに独自の文化や言葉があることを知り、地域ごとに大きな格差があることを、身体と頭を動かしながら学んだ、あっという間の2時間。

ワークの間じゅう、私はスタッフとして参加者のスナップ撮影をしていたのですが、子どもたち以上に保護者の方々の真剣な表情が印象的でした。




不均等に分けられたビスケット。
いろんな言語で表現された「こんにちは」。
スカスカだったり、混み混みだったりした、5つの大陸。
互いの違いをお互いに理解しあい、公平に、幸せに、「ともに」暮らしていくためにはどうすればいいのか。

この日参加した親子の、今夜の夕ご飯の食卓では、どんな話題が出るんだろう?
…としみじみ感じた一日でした。
 
この日のワークショップを担当していただいた、開発教育協会(DEAR)の八木亜紀子さん、楽しく充実した時間をありがとうございました!

| 講座レポート | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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