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『つくば市民大学』運営の一翼を担う市民組織「ウニベルシタスつくば」の公式blogです。
みんなで一緒に舞台を楽しもう!講座、開催しました!

みんなで一緒に舞台を楽しもう!を合言葉に、誰もが気軽に観劇ができる環境にしていく実践をされているTA−netの廣川麻子さんに来ていただいての講座、総勢で20人近くの方に参加いただき、盛況のうちに終了しました。

 


廣川さんのお話聞きたくて参加したという遠くは群馬からの方や、自分で日本映画に日本語字幕をつけて上映するという実践をすすめている方、これからの自分の活動に活かしたいので、という方から、あまり聴覚障害の関係になじみがないので迷ったけれど意を決して参加しましたという方も。

その方も、参加してよかった、とても嬉しい出会いだったと最後におっしゃっていました。


廣川さんの話題提供では、イギリスでの様子やどのような観劇サポートがなされているのかの事例多く、また動画での紹介もありとてもわかりやすくお話いただき、どんなサポートがあると良いのか、いろいろなことを知ることができてよかった、の感想がたくさんありました。

 


後半は、短時間ですが参加者同士の対話と全体共有、廣川さんとの質疑応答など、みんなで考える時間となりました。
手話通訳付や音声解説付きの劇がイギリスでは当たり前のようにあり、劇場や劇団スタッフの聴者も、それが必要なことだと考えて場を創っているとのお話で日本との違いを痛感しましたが、廣川さんは、ファックスやメールでの問い合わせがある、受付で「筆談します」と明示するなど、できるところから少しずつでよいので、とおっしゃっていました。

 


また、劇団や劇場のスタッフの方だけでなく、観劇する一般の『健常者』の意識のほうも実はとても大切で、サポートの必要性と、それで一緒に楽しんでいる人が居るということへの理解がとても大切なのだなとイギリスのお話を聞いて思いました。


廣川さん、そして参加者の皆さん、たくさんのことを学ばせて頂き、良い場を創ってくださいまして本当にありがとうございました。

| 講座レポート | 13:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
笑顔あふれる都市スラバヤ・第26回市民の眼からみた海外の国ぐに(インドネシア)

次回11月の講座で最終回となる、市民の眼からみた海外の国ぐに。

最低1回でもご参加された方を含めると100名を越えています。

 

今回10月14日(日)に開催された第26回目は、インドネシアの第2の都市 スラバヤの魅力を知る講座でした。

 

※写真のおせんべいは、ビールとの相性ばっちりの、おせんべい。日本のかきもちに似ています。

横山さんが講座前に、手作りしてご持参くださいました。

 

***************

美味しい=ENAK(エナー)
まるで大阪弁(エーナ、エーナ)のよう

 

人はオランだから、
森(ウータン)が付くと、『オランウータン→オラウータン』

 

お菓子は、クエ。魚は、イカン

そして、指輪は、イタリア語で乾杯を表す言葉 チン◯◯

 

とても陽気で明るい横山瑞穂さんと共に過ごしながら、
インドネシア第2の都市スラバヤの魅力を知る時間となりました。


サメを意味するスラとワニを意味するバヤを語源に持つ、「スラバヤ」

話題を提供してくださったのは、スラバヤ生まれで、日本が大好き過ぎて?
日本に帰化された横山瑞穂さん(チンドリ・オクタフィアンティ・ヌグロホさん)。

 

インドネシアは、350年もオランダの植民地となり、その後も他の国々の植民地となった歴史があるそうです。

その頃から使われているTANJUNG PERAKという港では、砂糖、タバコ、コーヒーなどの取引が盛んだそうです。

 

英語はインドネシア語と同様に幼い頃から使うために、当たり前に話せるそうです。
そして、インドネシア舞踊も当たり前に小学校から授業があり、誰でも踊ることが出来る。

特に、講座参加の皆さんが驚いたことは、宗教の授業が小学校からあるということ。


今は、イスラム教が多いそうですが、他にキリスト、ヒンドゥー、仏教など
様々なルーツを持つ子どもたちが、しっかりと自分の宗教について学べる(試験もある)。


その上で、「人を嫌うのは駄目、イジメも駄目。それは罪になる。」と学校で学ぶことができる。

だからこそ、色んな歴史があることを受け止めることができる人が育つようです。
とにかく、よく笑う人が多いと横山さんは、大きな笑顔で伝えてくれます。

 

そして、皆で一番感動したこと。インドネシアでは、
「皆は、それぞれだけど(宗教も何もかも)、皆は同じインドネシア人んネシア人なんです。」

という考えがあるそうです。

 

そんな中、日本は昔から大人気で、今では日本語専門の大学もあるとか。
横山さんもずっと日本語や日本の文化を学び続けられていて、日本人よりも日本人な気がしました。

 

観光地は、TUGU PAHLAWAN(英雄の塔・第二次世界大戦の記録がある)、ブロモ山(マラソン大会も大人気)や、スマトラのトラやコモド島のドラゴンがいる動物園と少ないけれど、インドネシアの他の場所で、スラバヤ風◯◯といった料理が沢山あるように、美味しい食がいただけることは間違いないそうです。

 

そうそう、笑顔にあふれている理由はもう一つあるようでした。
風邪や怪我や調子が悪い時は、医者や整形外科に行く前に、マッサージ屋さんへ必ず行くそうです。

赤ちゃん専門のマッサージ店もあるくらい、自然治癒力で皆さん、治ってしまうようです。

 

笑顔あふれるインドネシア、そしてスラバヤを「えーなー」ENAKと思った方
来年1月にノバホールで、インドネシアを知ることができるイベントが開催されるようですよ。

 

さて、11月は最終回となる市民の眼からみた海外の国ぐに。
「わが妄想」の著者・アブディンさんから、祖国スーダンのお話を伺えます。
詳細はこちら→https://www.tsukuba-cu.net/course/e_1346.html

皆さま、ふるってご参加ください。

| 講座レポート | 17:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
シラフの飲み会「〈わたし-たち〉として生きるためのダイアログ・バー」

9月28日、連続講座「〈わたし-たち〉として生きるためのダイアログ・バー」の第一回目が開催されました。
 

ダイアログ『バー』だし、夜だし、ちょっとシックな演出を。

ノンアルコールビール、ノンアルコールのカクテルを用意して、おつまみも少し。

 

講座の始まりは、みんなで「かんぱーい」

 

 

缶ビールに柿ピーやおせんべいのおつまみだったので、見た目は「バー」というより、「居酒屋」に近い感じになっちゃったけど。

 

今回のテーマは、「私の勝手」で済む?

 

・公衆浴場で入れ墨が許されないのはなぜ?

・喫煙者にとってはどんどん肩身が狭くなるばかりだけど、どうして飲酒にはみんな寛容なの?

・夫の出張は当然で、妻の出張が難しいのはなぜ?

 

などなど、日常生活の中に転がっている小さな「なぜ?」を深掘りし、「自由」と「勝手」、「私」と「個人」、「世間」と「社会」などのさまざまな概念について、リラックスした雰囲気で対話を楽しみました。

 

次回のテーマは「なぜ助け合いが必要?」

おつまみや飲み物にさらに工夫をして、もうちょっとアダルティーな感じのしつらえにしてみようと思っております。

 

木曜夜のシラフの飲み会。

アルコールではなく、対話で酔いましょう!

お気軽にご参加くださいませ。

 

講座詳細はこちらのURLから。

 

| 講座レポート | 16:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
話しあい、つながりあって確認する「みんなで防災」

こんにちは。スタッフ・とこりです。

うんざりするくらい蒸し暑かったり、ぐずぐずと雨続きだったり、なんだかはっきりしないお天気が続きましたが、ここへきてようやく秋めいてきましたね。

さて、すっかり遅くなってしまいましたが、9月24日に開催された「みんなで防災@つくば」 のレポートをお届けします。

 

今回のテーマは「常総発!我が家と地域の防災計画」
記憶に新しい常総水害の経験と教訓をいかしつつ、我が家・地域の備えをどうするかについて、みんなで考えました。

まずは、地域復興をめざす「たすけあいセンターJUNTOS」 の横田さん、橋本町自治会長の古谷さんによる話題提供から。

 

 

 

自らも被災者である横田さんが、水害発災から刻一刻と変わる状況を克明に記録した写真を見ながら「その時」のための、よりベターな選択について考えました。

当然のことですが、発災時の行政機関は混乱の極地。
初動の取り組みが遅れると、なにかと批判の対象になりがちな行政ですが、行政職員もまた被災者。
任せきり・頼りきりではなく、市民の側でも「もしも」のときのための意識の向上が必要であると強調されていました。


その後のワークでは、災害時持ち物リストから優先順位をつけてみて、我が家の備えについて確認しました。

 

 

なかでも私が「なるほど!」と思ったのは「スマホの連絡帳をプリントアウトしたもの」という項目。

スマホは、ラジオにもなり、カメラにもなり、懐中電灯にもなり、連絡ツールにもなる万能選手ですが、電源が確保できなければただの板。
うっかりすると家族の連絡先さえわからない、ということになりがちです。
いざという時のために災害時連絡リストをつくってプリントアウトし、こまめに見直すことが大切ですね。

連絡先に限らず、なにかのときに、何を持ち出し、誰に連絡をし、どのように避難するか、ということは常に家族・地域で確認しておかなきゃ、と思いました。

「そのときどうする?」を話し合うことが、家族や地域のコミュニケーションを円滑にすることにもつながりますしね。

 

ランチタイムは非常食デモンストレーション。

 

 

災害時の食事といえば、おにぎりやパンなど、そっけないものばかりですが、避難生活が長引くと、もう少しぬくもりのあるほっとするような物が欲しくなります。
そこで、スパム缶と卵を使ったスパニッシュオムレツと、生地をビニール袋で湯煎するだけでできる蒸しケーキという、ちょっとおしゃれで、おいしい非常食をつくってもらいました。

 

こちらがスパニッシュオムレツ

 

鍋で煮えているのは湯煎でつくるケーキ

 

見た目も楽しく、味もグッド。
特にキッシュはすごくおいしくて、災害時に限らず、普段の献立にも取り入れてみたい一品でした。
災害時だけではなく、アウトドアイベントなどでも応用できますね。

 

レシピはこちらです。
缶のまま☆スパニッシュオムレツ

 

ポリ袋でできるHM☆パイン缶の簡単ケーキ


その後、横田さんが常備している防災グッズや、JUNTOSがプロデュースした最強の防災リュックを紹介してもらいました。
リュックの中身は災害時の教訓を活かして「ほんとうに必要なもの」を絞り込み、実際に使ってみて選びぬいたグッズの数々。

 

 

ホームセンターやネットで適当に選ぶのではなく、こういうナマの声を取り入れたリュックは信頼できますね。
我が家に一つ置いておかなきゃ。
防災リュックの詳細についてはこちら

 

最後は、取手市のNPO法人「活きる」の宮脇さんが

「障がい者のための災害マニュアル」を紹介してくださいました。

 


情報伝達の遅れ、避難の遅れ、コミュニケーション不全…。
災害弱者になりがちな障がい者とその介助をする人たちのためにつくられた詳細なマニュアルです。
私にも、視覚や聴覚に障害を持つ友人がいます。「もし彼らと一緒の時に災害が起こったら?」をシミュレーションするのにとてもいい資料になりました。


いつどこでなにが起こるかわからない災害。
そのことを考えると不安で恐ろしいけれど、様々な立場の人たちが定期的に集まって知恵を持ち寄りる場をつくっていくことが、信頼と安心につながります。

ピリピリと深刻になるばかりではなく、非常食試食会など、ちょっぴり遊びの要素も取り入れて楽しく話し合った「みんなで防災」。
しゃきっと気が引き締まり、いろいろな人たちとのつながりを共有できて、美味しいランチも食べられた、有意義な一日でした。

| 講座レポート | 17:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
【作者と読む福島の戯曲「空の村号」】小学生、大人が共にリーディングワークショップに参加

8月も後半に突入したところ、暑さがぶり返してきましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
つくば市民大学の赤松です。

市民大学の活動が今年で休止となる前に、大人も子どもも共に学び合う講座を
6〜8月に4講座、開催しました。

先日は、最後に開催した、新聞づくりワークショップをご報告しましたが、
報告できずにいた、前半の3つについて順次ご報告させていただきます。

今日は「作者と読む福島の戯曲『空の村号』」の報告を参加いただいた、つくば子ども劇場の藤田一美さんがしてくださっていますので、
どうぞ、ご覧ください。
講座後のアンケートからも参加者の声を拾ってくださっています(お名前もご了承をいただいて、ご紹介しています)。

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  作者と読む福島の戯曲『空の村号』リーディングワークショップ 報告
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                       つくば子ども劇場 藤田一美

   6月17日(土)於 つくば市民大学

清楚な白いブラウス姿の篠原久美子さん。
けれど、話し出すと明るくざっくばらんな楽しい方でした。

「みなさん、いまだけ、演劇を学ぶ人になってください」
「演劇を学ぶと、人の話を聞く力がつきます」
「友達を尊敬する力がつきます」
「自分を好きになる力がつきます」
「学校教育は成果や努力に対して評価をしますが、演劇では存在そのままを認めてもらえるんですよ」

印象的な言葉がつぎつぎと発せられ、どんどんお話に引き込まれていきました。

戯曲が書かれた経緯をお話しされる作者の篠原久美子さん

『空の村号』が書かれた経緯をお話される作者の篠原久美子さん

 

『空の村号』の登場人物には実在のモデルがいらっしゃるとのこと。
紡ぎだされた物語は、篠原さんの丁寧な取材とモデルになった方々との間に培われた信頼感のたまものなのだ
と知ってから、いよいよリーディングワークです。
4つのグループに分かれて配役を決め、全編を5つのパートに分けてリレー式で脚本を読んでいきます。
ひとりで文字を黙読していた時と違い、言葉が感情を帯びて聞こえ、複数の役の掛け合いで場が出来ていく
感じがしました。笑い、泣き、心がぐいぐい動いていきます。本当に楽しい時間でした。

役になってセリフを読む参加者の皆さん
役を演じる参加者の皆さん


守陽(もりはる)さん(小5)の感想
日本人は、いいことを言おうとして発表する時にもじもじしてしまうということが分かった。
空の村号は、福島の方々がきけんな村を手放せない人々の思いがこめられているお話だった。

知由(ちより)さん(小5)の感想
篠原さんはおもしろいと思いました。楽しかったです。おもしろかったです。
また、ワークショップをやりたいと思いました。
つっかかったところもあったけど、空の役をやってよかったです。
少しはずかしかったけれど、楽しかった。みんな上手だった。

市川さん(大人)の感想
最初のお話、きょうは演劇を学ぶ人になって下さいの中から、演劇ワークショップをすることで、
「存在」を認めてもらえること、これは他ではないことだというお話が心に残りました。
自分が存在することを認めてもらえる。認めることができる。今一番必要なことですね。
本番がより楽しみになりました。どんな村が見えてくるのか、自身の想像力も必要。
日本で最初に原発のできた茨城県。子どもの頃はそれがうれしくもあり、ほまれでもあったけど、
今は危険性の方が高いことに気づいてしまった。県民としては悲しいです

姜さん(大人)の感想
自分の心の中に、原発事故後に起きた、様々な感情、不安、悲しみ、痛み、孤独感などをいやしてなかったなあと。
しまいこんでいた感情に気付きました。
しのはらさんのワークショップがこんなに楽しいとは!参加できて本当によかったです。 

そのほかの方(大人)の感想から

・自分が忘れかけていることさえ、気づかずにいたことに、少しショックを受けました。
 起こったことも、その原因もほとんど「他人事」になっていました。・・・我が子の世代に何を残すか、
 自分の事なのだということを、あらためて思います。 

・学校でも社会でも常に競争にさらされている現代において、
 「ただそこに存在するだけでいい」という考えの演劇の素晴らしさに驚いた。
 篠原さんのリアルな脚本が地道な取材による賜物であることを知り、頭が下がる。
 事前の練習もなく、その場でぶっつけ本番でのWSだったが、
 とても楽しくてその役になりきってのリーディングが気持ちよかった。

・演劇を学ぶことだけが「能力」「努力」ではなく、「存在」をほめられるというお話が心に残りました。
 演劇を観ることが好きなのに学ぶという視点はなかったなあ…って。

笑ったり、涙したり。上演を見る参加者

他の参加者の発表を見て、時に笑い、時に涙する参加者の方々

====================================

藤田さん、ご報告ありがとうございました。

その後、6月30日にアート企画陽だまりの役者さんたちが市内でリーディングを上演されました。

演劇作品を通して、福島から避難されている方たちのことに思いを馳せ、心を寄せるということを、
篠原さんが私たちに届けてくださいました。
(なお、篠原さんは茨城県出身で、劇作家として、大変ご活躍されています)

また、ワークショップでは、参加者お一人お一人が声を出して、耳に届けてくれたので、
より心に響いたと、私は感じました。

これからも国内各地で、そして、海外でも上演されることを願っています。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

                                (つくば市民大学 赤松)

アルスホールでの「空の村号」公演 提供:つくば子ども劇場

2017年6月30日アート企画陽だまりによる『空の村号』リーディング公演つくば市吾妻のアルスホールで(提供=つくば子ども劇場)
                                 







 

| 講座レポート | 17:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
温故知新「昭和の家事」上映会  〜初めて知る「綿」の魅力〜

7月29日、人気の連続講座「温故知新『昭和の家事』鑑賞&プチ体験」が開催されました。

今回の上映作品は「夏掛ふとんをつくる」

明治生まれのスーパー主婦・小泉スズさんが、着なくなった夏の着物地で、夏用の軽い布団を仕上げる様子が収められています。

かつて布団は自宅で仕立てていたもの。スズさんの鮮やかな針さばき、テキパキと綿を入れて、涼し気な夏掛ふとんができあがるまでの様子が約15分の映像にまとめられています。
懐かしい方も初めて見る方にも見どころ満載でした。

 

映画鑑賞のあとは、プチ体験コーナー。

今回は「綿」の魅力を伝えよう!ということで、つくば市内の和布工房「はんてんや」 の木村寿子さん、土浦市の綿の専門家・斎藤一雄さん (斎藤綿店)をナビゲーターとしてお招きし、お裁縫と綿入れ、両方を同時に体験できる「小座布団」をつくります。

この日は夏休みがスタオートしたばかりということもあり、親子連れの参加者も多数。

 

ナビゲーターの木村さんと斎藤さん

 

 

老舗の綿屋さんとして、日本の綿の歴史、その魅力について語る木村さん

 

 

上質の綿を実際に触ってみます。「軽い!」「ふわふわで気持ちいい!」「真っ白できれい」

 

 

木村さんが持ってきてくれたすてきな和布をちくちくと縫い合わせ、小座布団の外側を作ります。

 

 

綿入れに初体験! 実際に扱ってみると、なかなか難しいのです。

 

 

まん中が厚めになるように綿をならす、カバーの大きさに綿を「切る」など、コツがわからないと綿はなかなか言うことをきいてくれません。

 

 

小座布団の四隅は、このように角を出すようにします。これが難しい!

 

 

なんとか綿を詰めて、斎藤さんにくけてもらいます。どんな仕上がりになるのか?

ワクワクの様子。

 

 

お母さんも、こどもさんも、一心不乱にちくちくと。

小さな座布団ひとつでこんなに大変なのに、昔は家族全員のお布団をつくっていたんだねえ。すごいなあ。

 

 

予定時間を大幅にオーバーして、ようやく完成。

苦心したぶん、達成感もひとしおです。
映画に出てきた小泉スズさんの鮮やかな手仕事も見事でしたが、なによりもナビゲーターの木村さんや斎藤さんの、日本の伝統ある素材・技術に対する思い入れの深さに、みなさん感銘を受けたようでした。

「綿がこんなに軽いなんて知らなかった。タテヨコがあるのを初めて知った」

「伝統を大切にすること、実は、昔ながらの生活がとても暮らしを豊かにしていたことがわかった」

「自分でもあのようにていねいに暮らしたい」 (終了後のアンケートより抜粋)
素敵な布と上質な綿、そしてなによりも、自分の手を動かしてつくった小さな座布団。
これはどうしたって、大切にしちゃいますよね。
自分で手を動かすということは、ものの大切さ、作った人、伝統を伝えてくれるへのリスペクトが生れるものなのだなあと再認識しました。
ナビゲーターの木村さん・斎藤さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回の「温故知新『昭和の家事』鑑賞&プチ体験」は、12月2日。
上映作品は「洗濯をする」。プチ体験では小さな「ほうき」を作ります。
お楽しみに!
| 講座レポート | 18:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
『いっしょに楽習会 触角人間になろう! 「無視覚流」の極意を求めて 〜広瀬浩二郎さんとともに〜』
『いっしょに楽習会 触角人間になろう! 「無視覚流」の極意を求めて〜広瀬浩二郎さんとともに〜』の講座を企画、運営された北村さんより、講座レポートが届きましたのでお届けします。

7月8日、『いっしょに楽習会 触角人間になろう! 「無視覚流」の極意を求めて 〜広瀬浩二郎さんとともに〜』、総勢20名で実施しました。

はじめにチェックインとしてタイトルにちなみ「最近触って、びっくりしたもの」を 一言。
「自分のお腹」と答えた方が何人かいました(笑)



各県で持ち回りで開催の「国民文化祭」「全国障害者芸術・文化祭」の今年度開催 地は奈良(9月〜11月)。 それまでオリンピックとパラリンピックのように同年に時期をずらして開催されてい たものが同時開催になり、今年の奈良がそのはじめとなるのだそうです。

そのプレイベントとして広瀬さんも協力した、彫刻や仏像のレプリカをじっくり触察 できる「さわって楽しむ体感展示」のお話もありました。

触り方を広瀬さん自身がレクチャーする動画も拝見。じっくりゆったり、大きな仏頭 のレプリカを大事そうに触る広瀬さん。1300年前から伝わる仏頭の、頭や耳が欠けた 部分を大事に触りながら「火事にあいながらも今までよくこうして残ってくださっ た」とひとこと。
知識として知っていても‘一瞥‘では気にも留めないかもしれないところまで、さわ ることでじっくり向き合うからこそ響き伝わる何か・・ユニークな広瀬さんらしいお 言葉として「見識」に対して「触識」という表現が興味深かったです。

アイマスクをして彫刻を鑑賞する兵庫県立美術館の企画展、
つなぐ×つつむ×つかむ
広瀬浩二郎プロデュース 美術の中のかたち手で見る造形
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_1607/katachi.html
のお話も大変興味深く。



参加者から
「視覚障害者と晴眼者で何か違いがありましたか」との質問もあり、
「晴眼者から「『正解』が知りたいから実物を見せてほしい」との声が多かった。
み たものこそ正解と思うようで、そこが違う」とのことでした。

実物をさわるほど確かなことはないのに、離れて平面的にみている映像をそれ以上の 『正解』ととらえる、晴眼者の「視覚優位」さに改めて気づかされると同時に、触っ て物を‘みえる‘ようになるまでにも修行がいるのかも、とも思いました。



参加者同士の対談はさみ質疑応答も活発に、有意義な場となりました
広瀬さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。


| 講座レポート | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
『ウガンダで体験中心の授業を実践・奮闘物語』第25回市民の眼からみた海外の国ぐに
7月2日(日)は、『ウガンダで体験中心の授業を実践・奮闘物語』と題して、第25回市民の眼からみた海外の国ぐにが開催されました。話題提供はJICA派遣で理数科教師としてご活躍された前田浩徳さん。現在は高校の先生でご活躍されています。

講座は、ウガンダでの自己紹介を実践することから始まりました。

握手をしながら、挨拶します。

Aさん: Oli Otya (オリオチャ)

Bさん: Blundi      (ブルンジ)

A、Bさん:   Nhhh   ( ン〜 !!)

この「ン〜」の意味は特にないそうですが、同じ音を一緒に出すことで、それだけで、場を共有できるような 不思議な挨拶ですね。



ウガンダは、アフリカ大陸の赤道直下にある東アフリカに位置する国です。ちょうど日本の本州くらいの大きさ。 雨が降ると学校がおやすみになるくらい、すごい雨とのことで植物もとても大きく育ちます。

人口約3800万人(2013年時点)。ビクトリア湖に隣接した国なので、電気は水源で発電や太陽熱、 見習いたいですね。

グループごとに、写真とテーマが与えられ、写真を見ながら、テーマにそったことをお互いに話し合います。
テーマは、「気候」、「衣服」、「食」、「住居」、「乗り物」、「学校」

例えば、「衣服」は、結婚式の写真でした。大勢の人が集まり、豪華な衣服をまとっているので、写真のお二人は、大統領夫妻では?という意見もありましたが、一般のご夫婦の結婚式とのことでした。

男性はカトマンズという伝統衣装にジャケットを羽織ります。女性はゴメスという蛍光色のドレスにお腹のところで帯を締めます。前田さんが、実際にカトマンズをご持参くださり、写真撮影したのですが、すみません。何かのミスで撮れていませんでした。ちょうどワンピースのような、教会の司祭が着るような感じの服でした。
大勢の人たちが集まり一日中続く結婚式になるそうです。



「学校」は、全員丸坊主にしているので、一見男性しかいないように見えますが、女性も学ばれています。
年齢はバラバラです。試験で進級するため受からないと留年するからです。結婚は早いため、小学校では、 すでに子どもをつくらないようにと注意があるそう。お国がらですね。クラスイベントの優勝商品は、牛。
お祝いごとなどがないと、肉は食べないそうなので、皆、夢中になってイベントに参加するそうです。

「食」は、主食+ソースだそうです。主食は、じゃがいも、タロイモ、キャッサバ、ポショ、米、パスタのようなもの、マトク(バナナの青い状態)。
そしてソースは豆や、魚、肉からつくります。
と色々と形は変わっても、基本的な生活はわたしたちと変わらないそうです。

前田さんがJICA派遣で、学校へ訪れた当初は、先生が書物を読んで、ひたすら生徒が書くだけだったそうです。
そこで、1ヶ月授業を観て課題を洗い出し、使われていなく汚い実験室を使えるようにするなど準備をしていったそうです。

教科書は無いので、黒板に板書しながら絵やアンダーラインなどで、視覚的に見やすいように工夫をしたり、使われていなかった実験道具を使い、他の先生方の協力も頂きながらの授業に変えていったそうです。初めは生徒たちは興味をもってくれなかったけど、熱心な生徒数人へ向けて誠実に授業を続けたところ、半年くらいで生徒たちは、ついてきてくれるようになったそうです。確かに拝見したお写真の生徒さんたちは本当に楽しそうでした。前田さんから学ばれた生徒さん達はきっと、ウガンダで大活躍されると思いました。

子どもたちからは、「ダンス」や「歌」ができるかを聞かれたそうです。それができることが当たり前な国。
田舎と都会での暮らしは、まったく違い貧富の差も大きいそうですが、その人にとっての幸福感は心のあり方で決まるもの。これからも眼をキラキラさせて、未来のウガンダを担う子どもたちが元気に学び続けてほしいと思います。

| 講座レポート | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ともに楽しむアートコモン・ラボ 「目の見えない人は世界をどう見ているのか 」開催しました

6月24日、伊藤亜紗さんにお越しいただいての対談会を参加者登壇者あわせて総勢35名で行いました。

扇形になった会場の前には、伴走で着用する、お名前入りのピンクのビブスを着た伊藤さんとバンバンクラブのお3人、B組のジャスミンさんとラッキーさん、G組のりんりんさん。
(バンバンクラブにならって目の見えない人をブランドのBで「B組」、伴走者をガイドのGで「G組」の呼称を使っています)

今回の座談会のお題は、以前バンバンクラブで伊藤さんとバンバンの方で対談した会
伊藤亜紗さんウェブページ Reserch
バンバンクラブ勉強会
http://asaito.com/research/2016/09/post_34.php
の‘宿題‘として残った「目の見えない人の空間感覚」、中でも「曲がる」について。

伊藤さんがそのときメンバーの仲のよさに驚いたというバンバンクラブは、1300人ほどの人が登録する会で、B組やろうの方、盲ろうの方、知的障がいの方いろんな方と伴走や伴歩を楽しんでいるそうです。
「このクラブの特徴は、目の見えない人を伴走者がサポートするのではなく、一緒に走るということだけで、伴走‘してあげている‘という気持ちはない、一緒にランニングしている感覚。」とのリンリンさんの言葉が印象的でした。

 

 

参加者全員からの一言チェックインと伊藤さんのご研究と今日のお題までの経緯についてお話いただいた後、対談へ。
和気藹々とした雰囲気の中、事前に伊藤さんからだされていた質問や、前半終了時点で出された会場からの質問に、リラックスしながらも真摯にこたえ、それに対しての伊藤さんの掘り下げ質問と回答という対談は本当に興味深く、それぞれの方の感覚が言葉として出され、ともに探求していく醍醐味を味わわせて頂きました。


どのお話も大変興味深かったですが、中でも、
「ロープで伴走者と走るということは2人3脚とは違う?」との質問に、
「運動会の二人三脚はお互いに拘束しあって走りにくいと思うが、我々はお互いにリズムをつくり、共鳴し合う。」
「1人で走るより、もっと気持ちがいい。」
また「最高のランは、伴走者と手足が合い、気持ちよく走れていると、本当に最高な気分で時々伴走者の存在を忘れるくらい。今私一人で走っていたと夢からさめた感覚になる。」
‘共鳴‘してお互いがベストを出せる、二人で走っているからこそ一人で走っている感覚にもなる・・・伴走の奥深さを思いました。

事前に伊藤さんから出されていた質問の一つに、
「海の中にいる魚に、走るとはどういう感覚か説明するとしたら、どのように説明しますか。」
みなさん寝不足になるくらい(笑)悩まれたそうですが、お三方の答え、興味深かったです。
(後日、伊藤さんのReserchで今回の対談の記録も公開される予定だそうです。お楽しみに)

「目の見えない人の空間感覚」としては、
動くと周りの景色も動く=空間と体が連動しているG組と、空間と体が分離できる・遊びがあってそこに人の解説や音が入る余地があるB組は、反面、失うと「空間から分離された状態」にもなりうるのだそうです。

会場から「駅で声をかけるかどうか迷うがどうしたらいいか」の質問があり、参加者・登壇者のB組の方が、ご自分の経験と意見を共有くださいました。

みなさんのお話と、「目の見えない人の空間感覚」でわかったことから、問題なく歩いているときは空間と自分の位置が把握できている状態そのときに声をかけられると把握を失ってしまうこともあるそうなので、それ以上行くと危ないという状況のとき以外は、立ち止まったり迷っているような様子のときに声をかけるのがよいのでは、ということになりました。

会場にはバンバンクラブのほかのメンバーはじめ、いろんな方が参加くださっていました。
感想を一部。

・ぜひ、見える人は世界をどう見ているかも機会があれば話してほしい、見える人の身体について、私に教えてもらいたい。(先天の全盲の方)

・3本脚と4本脚の椅子の話で、当事者が自覚できていない「見えない世界」をことばにしてもらい、もやもやがすっきりした。

・空間認識は目だけではなく、周りの音や風の吹く方向を感知し、あらゆる神経を使い、工夫し、認知していくことをはじめて知り、勉強になりました。

・視覚障害がある方とない方と本音で話ができて幸せ。

・4名の話がとても興味深かった。フロアから出る質問も面白くて、普段感じないことを考えさせられ、興味深く思いました。

・対談と質問を通じて感じたのは、見える見えないにかかわらず、1人1人が感覚の違いを持っていることが分かり、私にはそれが一番おもしろかった。今日は、会場全体でよいものが起こったと思う。ありがとうございました。

・対談も興味深かったが、テレビでしかみたことがない(接近手話の)通訳を間近でみたのも興味深かった。

・普段、いろいろな障害の方が同じ空間にいることがあまりないので、こういう機会があると良いと思った。


2015年からスタートしたアートコモンラボ講座は、今回で6回目になります。
スタートのきっかけが、「対等で差異を面白がる」交わりから「社会の共同運営者としての関係」を作りたいと願っている」(『目の見えない人は世界をどう見ているのか』)と書かれた伊藤さんの本を読み、共感と納得がたくさんあり、そのような場を少しでも増やしたい、と思ったことでした。

伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているか』光文社
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038540

書籍を購入すれば、テキストデータを配布してくれる引換券がついています。
アマゾンのリンク先 http://amzn.asia/hxiubTB

今回、伊藤さんと登壇の皆さん、そして積極的に参加してくださった参加者の皆さんのおかげで素晴らしい時間を共有することができました。

 


伊藤さん、登壇いただいたジャスミンさん、ラッキーさん、リンリンさん、そして参加くださった皆さん、本当に有難うございました!

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サンクト・ペテルブルグに生活して20年ー見たこと、聞いたこと、食べたこと


5月21日(日)は、第24回「市民の眼からみた海外の国ぐに」
サンクト・ペテルブルグに生活して20年ー見たこと、聞いたこと、食べたことが開催されました。

話題提供をしてくださったのは、この講座の発起人である山田実さんの奥様である山田ゆきよさん。
今でもロシアで出会った方々と深い交流があり、ご夫婦で一年に一度はロシアへお出かけになられてます。
そして帰国時には必ず沢山のロシアの民芸品などのお土産を仕入れてきます。上の写真はマトリューシカ。 お土産は、20年間続いている、「自閉症青年の自立を助ける会」のバザーに使われ、売上金を寄付されています。


※写真はマリインスキー劇場

山田ゆきよさんのペテルブルグ生活は、1997年に旦那様の彼の地の研究所派遣に始まったそうです。年齢は61歳。
言葉も何もわからないけれど、良い家主との出会い、ペテルブルグの質の高い文化(文学、科学、音楽、美術など)、日本人の口にも合う美味しい食事などの暮らしの中で、思いもよらない新しい人生が待ち受けていたようです。 山田ゆきよさんは音楽の先生でもありますので、肌があう、ペテルブルグの文化と出会ったことは運命だったのかもしれません。
20年の間の社会生活の移り変わりも、丁寧に伝えてくださいました。



この写真はルイナックという市場です。このような市場も時代の流れの中、巨大スーパーマーケットへと変わっていったそうです。
参加者の皆さんも普段はなかなかニュースでも知ることができないロシアの人々の生活のお話を満喫されました。



さて、次の第25回市民の眼からみた海外の国ぐには、ウガンダです。
詳細はHPをごらんください。https://www.tsukuba-cu.net/course/e_1035.html
理数科教師として肌で感じたウガンダの日常の暮らしをお伝えくださいます。
皆さんのご参加をお待ちしております。

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