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『つくば市民大学』運営の一翼を担う市民組織「ウニベルシタスつくば」の公式blogです。
「ともに楽しむアートコモン・ラボ」シリーズのまとめ

2018年も明けて早10日ほど、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今年の初投稿は、講座レポート前編後編に引き続き、

講座担当の赤松が、シリーズのまとめをご報告します。


2017年12月3日のシリーズ最終講座では、最後に、

講座立ち上げメンバーの北村まさみさんより、

全7回の講座のふりかえりがありました。


当日は第1回の「音楽って、『聴く』だけのもの? 

〜聞こえる人も、聞こえない人も『共に楽しむ』共遊楽器♪」の話題提供者、

金箱淳一さんも駆けつけてくださって、エンディングに花を添えてくださいました。

以下、北村さんのまとめです。

「コモン・ラボを始めたきっかけは、

伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』という本の中に、

『<対等で差異を面白がる>交わりから<社会の共同運営者としての関係>を作りたいと願っている』

と書かれていたのを読み、共感と納得がたくさんあり、そのような場を少しでも増やしたいと思い、

2015年11月からスタートし、今日の茂木さんの講座までこれまで全7回、開催してきました。

なぜ、アートとしたのかは、漠然としているけれども、何か起こるのでは、と思ったからです。

講座のまとめの報告をする北村さん(右奥)、

中央奥ふりかえりのスライドは、新井英夫さん(中央)とのダンスワークショップ(2016.4.16)

アートコモン・ラボではいろいろな試みがありました。
プロの落語家に上演してもらい、対話したこともありました。

 


ブラインドのお客さんには普段は語らないという『一眼国』を講座での話題提供ということで、

あえて演じる三遊亭楽松師匠(2016.9.3)

アーチストとブラインドの方との初コラボで、感覚のワークショップをしていただいたり。
また、つくば市のホール職員[公益財団法人つくば文化振興財団]の方や

つくば子ども劇場の方にも協力いただいて、

茂木さんの映像のなかに出てきた新井英夫さんにも来ていただいて、

ダンスワークショップとバックステージツアーという「試みの場」にしていただきました。

 

 2016年度つくば市とつくば子ども劇場の協働事業を前に、地域のNPOであるつくば市民大学も講座開催で協力した。
 (「ダンスでほぐす・つながる・わかりあう」2016.4.16 つくばカピオホール)


これも協力くださった各講座の話題提供者のみなさん、

いっしょにこの講座を企画運営してくれた赤松さん、とこりさん、

そして講座に積極的に参加して場をつくってくださった参加者の皆さんのおかげです。

ありがとうございました。
第1回の、金箱淳一さんが来てくださっているので一言お願いできればと思います」

と、ここで金箱さん登場です。

「1回目以降ごぶさたでした。

 あらためて来て、やりたかったことが7回目で再び体験できたこと、

 それがすべてかなと思います。
 いろいろな方が受講されていると思うので、

 その考え方がほかの方にも伝播していけたら。

 また、どこかで機会があれば、馳せ参じたい。
 おもしろい会だった。
 スライドを見ただけですが、いろいろされて、よい会だったと思います」

とコメントいただきました!

第1回のアートコモン・ラボで自ら開発した「共遊楽器」を奏でながら話題提供する金箱淳一さん(2015.11.14)

これを書きながら、2015年夏に北村さんからカフェベルガで初めて、

伊藤亜紗さんの著述・講座企画を聞いたこと、

翌月にとこりさんも一緒に金箱さんとCoco’sでうちあわせしたことを思い出します。

北村さんが、つくばカピオ技術スタッフとのうちあわせに同席してくださったこと、

楽松師匠、井上尚子さん・半田こづえさんとの東京でのうちあわせも。
いつもドキドキしながら、ゲストの方の日頃の実践やそこにあるおもいをうかがうことができました。
3人でメインコーディネーターを交代しながら協力しあい、試行錯誤した2年(3年度)でした。

講座案内のリード文
「アートコモン・ラボとは……
 アートを軸に、障がいのある人もない人も、ともに楽しむ方法を共有し、

 ともにいることでみえてくる〈なにか〉を探求するコモン・ラボ(共同研究室)。
 自分と異なる誰かとの出会いから自分や社会を問い直し、

 『異なる人同士がともにある社会』へ向けた関係を紡ぎだす試みの場」


にもある、「ともにいること」で知ったこと、気づいたことがいっぱいありました。
「見えない方」、「聞こえない方」と言っても、支援のしかたが異なることとか、

介助の方がされていた個々のニーズに合った介助のしかたとか。

多様な参加者が互いに言葉、手話、体などで表現し、やりとりし合いました。

ご参加いただいた皆さんにとっても、互いの違いを楽しみながら、

工夫しながら、関係を紡ぐ場となったでしょうか?

アートの定義自体、人によって様々。身近なあそびっぽいことからハイアートまで。
聞こえない方と音楽、見えない方と写真・・・・話題提供いただいた方々は

これまでの当たり前を問い直し、私たちに「ともにある社会」の実現を促してくださる方々でした。

最後に、7回の講座一覧と講師の方々の実践のご案内サイトを付して報告を終わります。

またどこかでお会いしましょうね!ありがとうございました。

北村まさみ、徳田とこり、赤松洋子(記)

| 講座レポート | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | 昨年の記事
「ともに楽しむアートコモン・ラボ」第7回 〜「アートの学び」がつくるインクルーシブな社会の可能性〜 講座報告(後編)

こんにちは。講座報告前編に引き続き、赤松です。

 

前編では、茂木さんの話題提供で、アートの体験を通じて、フラットな関係を紡ぎ出す実践例や、そこにある思いなどをうかがったことをレポートしました。

その中で、「「違いを活かすためには、人間としての共通性に目を向ける必要がある」と聞いて、思い出したことがあります。

2年前、アートコモン・ラボの参加者をつくば駅まで迎えに行き、初めて見えない方のガイドをしたときのことです。
自分の肩に触れてもらって、歩きながら、いろいろ話しているうちに、その方は落語など生の上演を楽しまれていることがわかり、
私がつくば子ども劇場で、子どもと実演芸術を鑑賞する活動をしていることを話したら、「それはとても大事なこと」とおっしゃっていただき、嬉しかったことを思い出しました。

それまで、目の見えない方とお話する機会もなく、また、実演芸術を子どもと一緒に鑑賞する、ということ自体、
ピンと来ないからか、好意的に受け止め、言葉で励ましていただくことは多くありません。
住まい、年齢、性別、見える・見えないの違いがあっても、自分が大事だと思っていることを共有してもらえる人がいることに驚き、嬉しかったのです。
一緒に話ができたので、知ることができました。

 

さて、本題の講座レポートに戻りましょう。

 

話題提供後にグループで感想を話し、質問を書き出して、休憩した後、質問に対して茂木さんが短くコメントされました。
1つあげると、造形ワークショップは残るから嫌だという人がいるので、身体系、音楽表現などは形が残らないのと、準備も造形に比べると楽なので、ワークショップに向いているという話があったのに対し、造形系ワークショップ、残ることの良さは?という質問がありました。

それに対して茂木さんは、
「メリットは『ビジュアル化』されること」で、
「震災のとき、大きな体育館の避難所で住居スペースが段ボールで区切られ、お墓のようだった。
ついたてをつくったけれど、壁になにも貼っていなかったので、つくった鯉のぼりを貼ったら、それだけで変わった。造形することで安心感を与えられた」
という例を紹介されました。

こんな感じでお答えいただいき、次は後半の参加者同士の「対話」パートです。


茂木さんから、みんなにも考えてほしい、一緒に話してみてほしい、というテーマを2つ投げかけられました。

1つ目は、
「まず、ここに来た理由をお話して、対話を始めてください。
次に、あなたにとって、アートはどのようなものですか?
社会と向き合うアートの体験があれば教えてください。
なければ、自分がアートを必要としている理由を教えてください」

というもの。

 

限られた時間の中、互いに話し、聞き合う参加者の方々


各テーブルには模造紙が貼られ、付箋とマーカーが準備され、自由に書くことができます。

書かれた付箋を見ると、ここに来た理由は、
「楽しそうだったから!自分とは違う視点での活動も聞きたかったから」
「自分が活動している地域のための美術教育をよりよくしていくため」
「横に広がることを」期待して、
「芸術と福祉のかかわりが知りたい」など。

 

アートがどのようなものか、という問いには、
「人と人をつないでくれるもの」
「自由なもの。自由がないアートはアートじゃない」
「今、世界では何が起きていて、世界の人は何を考えているのかを知るきっかけ」
「一生懸命になれること」
「不安定なもの」など。

対話では、結論にまとめる必要はありません。

 

2つ目の問いは
「今日の話題をヒントにして、あなたがこれからインクルーシブな(だれもが自分の能力を最大限に発揮して共存できる、もしくは分担できる)社会の中で、アートで何ができそうですか?」

というもの。

グループで対話の時間をとった後、全体に向けて、各グループで出た話を紹介してもらいました。


「みな美術に関係のあるメンバーで、話したのは、大人とこどもに対するやりかたは違う、ということ。
大人の場合は、すぐにアイスブレイクできないので...丁寧に対応して、導く必要がある」
「アートは身近にある子どもの時の遊びのようなもので、ごっこ遊びをしたりしていたのに、今だとやらされてる感があるからか、楽しくない。
子どもにシナリオを考えてもらって、大人と子どもが逆転して役をやる。
子どもたちも、大人にこれを読ませると恥ずかしいだろうな、と相手の気持ちを考えた物語ができたりすると盛り上がり、楽しいのでは」
「私たちは、アートは人と人、人と社会をつなぐコミュニケーションのツールの1つということが、共通していた。
それぞれが活動している中で、方法は異なるが。
思いやいろんな考えがある中で、運営上の課題が生じるので、それについてディスカッションしていた」
「3人のうち2人がワークショップをしている。
学校と社会をつなぐ、教育の手立てであるアート、インクルーシブな活動をするためには、今後のワークショップの内容などについても話した。

全盲の方とワークショップをする場合、視覚情報が入ってこないが、見えなくても、大きな違いはないだろうとなった。敷居、枠組み、違いを作らなければよいのでは」
「違いをおもしろがれることをアートでできないか。

認め合うのはハードルが高いが、純粋に面白がるために、映像などで見ての対話など、工夫しながら面白がれることをすることが重要だよね、となった」

 

この後、講座のふりかえりとして、参加者が一人ずつ、感じたこと、気づいたことなどを、みんなで共有しました。
一部を紹介します。
「アートをやろうとしている人がこんなにたくさんいるということ[がわかり]、それが一番の収穫」
「違いを強調しすぎるのもよくないという話があり、違うことを意識しすぎない方がいいと気づいた。
   それを考えた時に、対話の重要性、可能性を強く感じた」
「アートという共通の言葉で集まり、話したが、考え、行っていることは人それぞれであることがわかった。
色んな人が自分なりの行動をすることがもっと広まれば」
「今日は、インクルーシブとアートがどうつながるか、興味深いので来た。
   ファシリテーターを目指しているので、対話の大切さ、みんなが話すことは、同じような考えを持って、社会的な障壁はないことが実感できた」
「インクルーシブを考えていた。学校教育を変えないと社会が変わらない。まず学校からインクルーシブをどうするか」

 


ゆるい輪になって、講座のふりかえりをする参加者の皆さん


この日の講座では、この後、本シリーズのまとめの報告がありましたので、引き続き、ご報告しようと思います。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

つくば市民大学
赤松洋子

| 講座レポート | 16:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
つくば市民大学を支えてきた三つのサロンが終了

つくば市民大学初期の頃から長期間続いてきた人気サロン

 

「大人の寺子屋(旧歴史トークカフェ)」

「サロン・ドBOYAKI」

「ブックトーク・カフェ」

 

の三つが、つくば市民大学内での活動を終了しました。

 

最長寿サロン「大人の寺子屋」のワンシーン

「大人の寺子屋」は市民大学ユーザーであり、歴史学習コンサルタントの肩書をもつ平井さん主催のサロン。
平井さんの幅広い日本史の知識をベースに、さまざまな切り口の話題提供で、参加者どうしが対話しあう場でした。

その開催回数は100回を越え、つくば市民大学で開催された「まなびの場」の中でも、最長記録です。

 

 

「サロン・ドBOYAKI」は、シニア向け談話室。
第一線を退き、セカンドステージを楽しまれている、人生の達人たちによる親睦サロン。毎週木曜日、常時6,7名の参加者で楽しくおしゃべり。時には、鉄道旅行やカラオケなども楽しまれ、サロン参加者どうしの絆は年々深まっていきました。

 

 

「ブックトーク・カフェ」は、おすすめの本を読み、語り合う場。

毎月第一日曜日に、お茶とお菓子を囲みながら、本のこと、自分のこと、世の中のことなど、いろいろなおしゃべりを楽しんできました。

 

どのサロンも活発に活動していましたが、つくば市民大学の活動休止にともない、残念ながらこの場所での開催はいったん終了。
ですが、それぞれ新たな場所での活動は継続するとのことです。

 

先週は「ブックトーク・カフェ」と「サロン・ドBOYAKI」の最終回。

それぞれ記念撮影をして、新たな門出を祝いました。
(「大人の寺子屋」の最終回の写真は撮影できず…平井さん、すみません!)

 

サロン・ドBOYAKIの記念撮影。長い間使っていた「サロン・ドBOYAKIへようこそ」の看板とともに。

 

 

長年のリピーターが集まったブックトーク・カフェの最終回。盛大にクラッカーで打ち上げました。 

 

つくば市民大学のサロン活動を通じて「まなび・つながり・つくりだした」ご縁はこれからもずっと続きます。
楽しい場を重ねてくださった皆さまに感謝!

また近いうちに!!

| 講座レポート | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「ともに楽しむアートコモン・ラボ」第7回 〜「アートの学び」がつくるインクルーシブな社会の可能性〜 講座報告(前編)

こんにちは。講座担当の赤松です。

2015年から続けてきたダイバーシティシリーズの本講座、最終回の様子をレポートします。
アートコモン・ラボはアートを軸に、障がいのある人もない人も、ともに楽しむ方法を共有し、ともにいることでみえてくる<なにか>を探求しよう、という講座。
自分と異なる誰かとの出会いから自分や社会を問い直し、「異なる人同士がともにある社会」へ向けた関係を紡ぎ出す試みの場でした。
今回のゲスト、茂木一司さんはそんな私たちの思いと重なる、フラットでともに生きられる世の中にするための「アートのかたち」を探求し、数々のアートワークショップなどの活動を仕掛けてきた方です。
群馬大学で美術教育に携わる一方、美術鑑賞、身体表現ワークショップなどをアーティストとコラボし、群馬県内を中心に展開されてきました。

 

茂木さんデザインの講座チラシ

茂木さんデザインの講座チラシ


まず、講座では、みんなが参加できる場になるように、一人ずつどこから来たか、と「アートと聞いて思い浮かぶのは?」を一言で紹介してもらいました。
県内外から様々な人たちが集ったこの日、「アートと聞いて思い浮かぶのは?」には具体的なアートの分野などを挙げる方もあれば、「心の風景」「生きる力」「自分を表現するもの」「一言で言い切れないもの」「難しいもの」
など、イメージや印象を挙げる方もありました。

さっそく、「違いを楽しむ」がスタートです。


茂木さんの話題提供、冒頭は自己紹介から。
筑波大学芸術専門学群1期生ということで、当時の同期生の集合写真を見せてくださり、70年代の長髪&ファッションに会場はクスクス。
良しとするものは、人によっても違うけど、時代によっても違うんですね。
本題に入り、茂木さんから「今日はインクルーシブについてみんなで考えたい。皆さんの興味は?」ということで、会場に「アート・美術関係」「教育関係」「ダイバーシティ」をフィールドに活動している方、関心のある方がどのくらいいるか聞かれました。
これまでのアートコモン・ラボよりはアート関係者が多いよう。

 

平田オリザ著「わかりあえないことから」を紹介しながら、「違いを活かすためには、人間としての共通性に目を向ける必要がある」と茂木さん 写真中央壁の白字画面は、PC要約筆記による情報保障

平田オリザ著「わかりあえないことから」を紹介しながら、「違いを活かすためには、人間としての共通性に目を向ける必要がある」と茂木さん。 写真中央壁の白字画面は、PC要約筆記による情報保障

 

茂木さんは、多様な人たちを

「インクルージョンする、それがみなが幸せになるポイントではという考えにいたった。アートだけが役に立つとは思っていないが、自分がやっていることで何ができるか、いろいろここ10年くらいで試している」

と、これまでの実践をスライド、動画を交えて紹介。
その中には、アートコモン・ラボ第3回のゲスト、ダンスアーティスト新井英夫さんとのコラボによる、盲学校と聾学校の生徒が一緒に参加したワークショップ、広瀬浩二郎さんを招いて盲学校の子どもたちに、話を聞いてもらったり、触るワークショップをやってもらったときの様子などもありました。

 

 

話題より一部をご紹介します。


アートの仕掛けで、

「予定調和を壊す」「ほぐれる」「協同で学ぶ」「主体的にやりたいことをやる」
「わたしたちはもともとアーティスト。その中で、障害、知的障害などをもっていることがある」
「障害の有無に関係なく、自分のできることを分担する社会になったら。できることの量や質は 問わずに、やれることを提供してもらう。そのような世の中になったら楽 」


またシュタイナー教育を踏まえ、
「生まれてきたことには、意味がある。障がいの有無にかかわらず、生まれたことには 意味がある。かけがいのない存在として個人があり、その人が生きていることを、みんなに示し、感じること。アートは、多様な身体やできごとを受け入れやすく、保証しやすい。答えがたくさんある」
「大事なのは対話。自分がどういう人なのかを相手に話すこと、相手に対して興味を持つ、 持ち方が大事」


これらを受け、テーブルごとに座っている3〜4人で感想を語り、もっと聞いてみたい、と思ったことなどを書き出してもらいました。


ここで休憩タイムとなったのですが、皆さん、話終える様子がなく、茶菓を交え、会場はにぎやかでした。

 

参加者から寄せられた質問

参加者から寄せられた質問

 

 

グループでの対話を前に1人ずつ考える参加者の方々


以上、講座報告前編でした。
後編は、対話部分とふりかえりをご報告する予定です。
しばしお待ちくださいませ!


つくば市民大学 赤松洋子

| 講座レポート | 15:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
記録映画「昭和の家事」鑑賞&ほうきづくり体験レポート

こんにちは。講座担当者の小池です。

12月2日(土)に開催された、記録映画「昭和の家事」鑑賞&ほうきづくり体験の講座のレポートです。

 

今回は大掃除も気になる12月開催ということで、「きれいにする」をテーマに「洗濯」と「掃除」がテーマ。

記録映画「昭和の家事」(※)の中から「洗濯をする」の映像を観て、その後、ホウキグサの栽培から手がけてほうきを作っているフクシマアズサさんより、ほうきの魅力とミニほうき作りを学ぶという欲張りな内容。

 

まずは「最近買った家電」も含めて自己紹介をして、参加者の顔触れを確認。

「炊飯器は手放しました」「数年買ってませんね」など、家電とは距離を置く方が多めでしたが、「定年で働き方が変わりシュレッダー買いました」「子どもが独立するのにあたり…」など、生活の節目に購入する例がいくつか出て、我々のライフスタイルが、いかに家電と結びついているかが見えてきました。

写真は映像のひとコマ。昭和の暮らし博物館HPより

 

映像の中では、80代の小泉スズさんが腰をかがめ、たらいと洗濯板でゴシゴシと洗う様子が約30分続きました。手作業で洗い、何度もすすぎ、絞る…なんともつらそうな作業です。すすぎ終わって「よっこいしょ」と立ち上がるスズさんの姿に、参加者は思わず「ホッ」と息をついていました。

 

休憩をはさんで、お待ちかねミニほうきづくり。
はじめにフクシマさんがホウキモロコシの「種まき」から「収穫」までの栽培の様子や、ホウキモロコシの「穂」と、「ほうきの使いやすさ」の関係性など、職人ならではの解説をしていただきました。

続いて、ホウキモロコシの「実」がついた穂を脱穀する作業。

 

後方が実のついた穂の状態

 

その後一組1台ずつ専用の道具が用意され、そこに体をあずけ、職人になった気分で穂を束ねて仕上げていきました。

 

 

途中、わからないことはフクシマさんに質問したり、近くの方がアドバイスしたり。

親子で参加された方は大人と子供と力を合わせ、各々マイペースで進めて、世界に一つだけの手作りほうきができあがりました。

 

 

 

 

仕上げはフクシマさんにお願い。


 


 

 

最後に映像鑑賞とほうき作りの感想をシェア。お洗濯の大変さとほうきの魅力についての感想が多く挙がりました。

その中で、私が心に残ったのは
「手洗いは大変だけど、手で洗うとよりきれいになった気がします。お掃除も同じ。実際はどうであれ、心がこもるからそんな気がするのでしょうね」

というコメント。

 

日々繰り返される家事労働。機械のおかげで楽になったとはいえ、今も昔も変わらないのは、その目的は自分や周りの人が心地よく過ごすためだということ。ただの作業でなく「心をこめる」感覚は受け継ぎ、時々思い出したいものです。

 

 

 

今回ご指導いただいたフクシマアズサさんのHPはこちらです。

 

※この「記録映画『昭和の家事』」は昭和の暮らし博物館が作成・販売されているものです。
個人でも購入でき、自主上映の受付もされています。
一人で観るよりも、世代、育った環境の異なる方々と一緒に観るのがおすすめです。複数の視点で見ることで、自分だけでは気づかない点を発見できる事でしょう。

 

| 講座レポート | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
みんなで一緒に舞台を楽しもう!講座、開催しました!

みんなで一緒に舞台を楽しもう!を合言葉に、誰もが気軽に観劇ができる環境にしていく実践をされているTA−netの廣川麻子さんに来ていただいての講座、総勢で20人近くの方に参加いただき、盛況のうちに終了しました。

 


廣川さんのお話聞きたくて参加したという遠くは群馬からの方や、自分で日本映画に日本語字幕をつけて上映するという実践をすすめている方、これからの自分の活動に活かしたいので、という方から、あまり聴覚障害の関係になじみがないので迷ったけれど意を決して参加しましたという方も。

その方も、参加してよかった、とても嬉しい出会いだったと最後におっしゃっていました。


廣川さんの話題提供では、イギリスでの様子やどのような観劇サポートがなされているのかの事例多く、また動画での紹介もありとてもわかりやすくお話いただき、どんなサポートがあると良いのか、いろいろなことを知ることができてよかった、の感想がたくさんありました。

 


後半は、短時間ですが参加者同士の対話と全体共有、廣川さんとの質疑応答など、みんなで考える時間となりました。
手話通訳付や音声解説付きの劇がイギリスでは当たり前のようにあり、劇場や劇団スタッフの聴者も、それが必要なことだと考えて場を創っているとのお話で日本との違いを痛感しましたが、廣川さんは、ファックスやメールでの問い合わせがある、受付で「筆談します」と明示するなど、できるところから少しずつでよいので、とおっしゃっていました。

 


また、劇団や劇場のスタッフの方だけでなく、観劇する一般の『健常者』の意識のほうも実はとても大切で、サポートの必要性と、それで一緒に楽しんでいる人が居るということへの理解がとても大切なのだなとイギリスのお話を聞いて思いました。


廣川さん、そして参加者の皆さん、たくさんのことを学ばせて頂き、良い場を創ってくださいまして本当にありがとうございました。

| 講座レポート | 13:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
笑顔あふれる都市スラバヤ・第26回市民の眼からみた海外の国ぐに(インドネシア)

次回11月の講座で最終回となる、市民の眼からみた海外の国ぐに。

最低1回でもご参加された方を含めると100名を越えています。

 

今回10月14日(日)に開催された第26回目は、インドネシアの第2の都市 スラバヤの魅力を知る講座でした。

 

※写真のおせんべいは、ビールとの相性ばっちりの、おせんべい。日本のかきもちに似ています。

横山さんが講座前に、手作りしてご持参くださいました。

 

***************

美味しい=ENAK(エナー)
まるで大阪弁(エーナ、エーナ)のよう

 

人はオランだから、
森(ウータン)が付くと、『オランウータン→オラウータン』

 

お菓子は、クエ。魚は、イカン

そして、指輪は、イタリア語で乾杯を表す言葉 チン◯◯

 

とても陽気で明るい横山瑞穂さんと共に過ごしながら、
インドネシア第2の都市スラバヤの魅力を知る時間となりました。


サメを意味するスラとワニを意味するバヤを語源に持つ、「スラバヤ」

話題を提供してくださったのは、スラバヤ生まれで、日本が大好き過ぎて?
日本に帰化された横山瑞穂さん(チンドリ・オクタフィアンティ・ヌグロホさん)。

 

インドネシアは、350年もオランダの植民地となり、その後も他の国々の植民地となった歴史があるそうです。

その頃から使われているTANJUNG PERAKという港では、砂糖、タバコ、コーヒーなどの取引が盛んだそうです。

 

英語はインドネシア語と同様に幼い頃から使うために、当たり前に話せるそうです。
そして、インドネシア舞踊も当たり前に小学校から授業があり、誰でも踊ることが出来る。

特に、講座参加の皆さんが驚いたことは、宗教の授業が小学校からあるということ。


今は、イスラム教が多いそうですが、他にキリスト、ヒンドゥー、仏教など
様々なルーツを持つ子どもたちが、しっかりと自分の宗教について学べる(試験もある)。


その上で、「人を嫌うのは駄目、イジメも駄目。それは罪になる。」と学校で学ぶことができる。

だからこそ、色んな歴史があることを受け止めることができる人が育つようです。
とにかく、よく笑う人が多いと横山さんは、大きな笑顔で伝えてくれます。

 

そして、皆で一番感動したこと。インドネシアでは、
「皆は、それぞれだけど(宗教も何もかも)、皆は同じインドネシア人んネシア人なんです。」

という考えがあるそうです。

 

そんな中、日本は昔から大人気で、今では日本語専門の大学もあるとか。
横山さんもずっと日本語や日本の文化を学び続けられていて、日本人よりも日本人な気がしました。

 

観光地は、TUGU PAHLAWAN(英雄の塔・第二次世界大戦の記録がある)、ブロモ山(マラソン大会も大人気)や、スマトラのトラやコモド島のドラゴンがいる動物園と少ないけれど、インドネシアの他の場所で、スラバヤ風◯◯といった料理が沢山あるように、美味しい食がいただけることは間違いないそうです。

 

そうそう、笑顔にあふれている理由はもう一つあるようでした。
風邪や怪我や調子が悪い時は、医者や整形外科に行く前に、マッサージ屋さんへ必ず行くそうです。

赤ちゃん専門のマッサージ店もあるくらい、自然治癒力で皆さん、治ってしまうようです。

 

笑顔あふれるインドネシア、そしてスラバヤを「えーなー」ENAKと思った方
来年1月にノバホールで、インドネシアを知ることができるイベントが開催されるようですよ。

 

さて、11月は最終回となる市民の眼からみた海外の国ぐに。
「わが妄想」の著者・アブディンさんから、祖国スーダンのお話を伺えます。
詳細はこちら→https://www.tsukuba-cu.net/course/e_1346.html

皆さま、ふるってご参加ください。

| 講座レポート | 17:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
シラフの飲み会「〈わたし-たち〉として生きるためのダイアログ・バー」

9月28日、連続講座「〈わたし-たち〉として生きるためのダイアログ・バー」の第一回目が開催されました。
 

ダイアログ『バー』だし、夜だし、ちょっとシックな演出を。

ノンアルコールビール、ノンアルコールのカクテルを用意して、おつまみも少し。

 

講座の始まりは、みんなで「かんぱーい」

 

 

缶ビールに柿ピーやおせんべいのおつまみだったので、見た目は「バー」というより、「居酒屋」に近い感じになっちゃったけど。

 

今回のテーマは、「私の勝手」で済む?

 

・公衆浴場で入れ墨が許されないのはなぜ?

・喫煙者にとってはどんどん肩身が狭くなるばかりだけど、どうして飲酒にはみんな寛容なの?

・夫の出張は当然で、妻の出張が難しいのはなぜ?

 

などなど、日常生活の中に転がっている小さな「なぜ?」を深掘りし、「自由」と「勝手」、「私」と「個人」、「世間」と「社会」などのさまざまな概念について、リラックスした雰囲気で対話を楽しみました。

 

次回のテーマは「なぜ助け合いが必要?」

おつまみや飲み物にさらに工夫をして、もうちょっとアダルティーな感じのしつらえにしてみようと思っております。

 

木曜夜のシラフの飲み会。

アルコールではなく、対話で酔いましょう!

お気軽にご参加くださいませ。

 

講座詳細はこちらのURLから。

 

| 講座レポート | 16:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
話しあい、つながりあって確認する「みんなで防災」

こんにちは。スタッフ・とこりです。

うんざりするくらい蒸し暑かったり、ぐずぐずと雨続きだったり、なんだかはっきりしないお天気が続きましたが、ここへきてようやく秋めいてきましたね。

さて、すっかり遅くなってしまいましたが、9月24日に開催された「みんなで防災@つくば」 のレポートをお届けします。

 

今回のテーマは「常総発!我が家と地域の防災計画」
記憶に新しい常総水害の経験と教訓をいかしつつ、我が家・地域の備えをどうするかについて、みんなで考えました。

まずは、地域復興をめざす「たすけあいセンターJUNTOS」 の横田さん、橋本町自治会長の古谷さんによる話題提供から。

 

 

 

自らも被災者である横田さんが、水害発災から刻一刻と変わる状況を克明に記録した写真を見ながら「その時」のための、よりベターな選択について考えました。

当然のことですが、発災時の行政機関は混乱の極地。
初動の取り組みが遅れると、なにかと批判の対象になりがちな行政ですが、行政職員もまた被災者。
任せきり・頼りきりではなく、市民の側でも「もしも」のときのための意識の向上が必要であると強調されていました。


その後のワークでは、災害時持ち物リストから優先順位をつけてみて、我が家の備えについて確認しました。

 

 

なかでも私が「なるほど!」と思ったのは「スマホの連絡帳をプリントアウトしたもの」という項目。

スマホは、ラジオにもなり、カメラにもなり、懐中電灯にもなり、連絡ツールにもなる万能選手ですが、電源が確保できなければただの板。
うっかりすると家族の連絡先さえわからない、ということになりがちです。
いざという時のために災害時連絡リストをつくってプリントアウトし、こまめに見直すことが大切ですね。

連絡先に限らず、なにかのときに、何を持ち出し、誰に連絡をし、どのように避難するか、ということは常に家族・地域で確認しておかなきゃ、と思いました。

「そのときどうする?」を話し合うことが、家族や地域のコミュニケーションを円滑にすることにもつながりますしね。

 

ランチタイムは非常食デモンストレーション。

 

 

災害時の食事といえば、おにぎりやパンなど、そっけないものばかりですが、避難生活が長引くと、もう少しぬくもりのあるほっとするような物が欲しくなります。
そこで、スパム缶と卵を使ったスパニッシュオムレツと、生地をビニール袋で湯煎するだけでできる蒸しケーキという、ちょっとおしゃれで、おいしい非常食をつくってもらいました。

 

こちらがスパニッシュオムレツ

 

鍋で煮えているのは湯煎でつくるケーキ

 

見た目も楽しく、味もグッド。
特にキッシュはすごくおいしくて、災害時に限らず、普段の献立にも取り入れてみたい一品でした。
災害時だけではなく、アウトドアイベントなどでも応用できますね。

 

レシピはこちらです。
缶のまま☆スパニッシュオムレツ

 

ポリ袋でできるHM☆パイン缶の簡単ケーキ


その後、横田さんが常備している防災グッズや、JUNTOSがプロデュースした最強の防災リュックを紹介してもらいました。
リュックの中身は災害時の教訓を活かして「ほんとうに必要なもの」を絞り込み、実際に使ってみて選びぬいたグッズの数々。

 

 

ホームセンターやネットで適当に選ぶのではなく、こういうナマの声を取り入れたリュックは信頼できますね。
我が家に一つ置いておかなきゃ。
防災リュックの詳細についてはこちら

 

最後は、取手市のNPO法人「活きる」の宮脇さんが

「障がい者のための災害マニュアル」を紹介してくださいました。

 


情報伝達の遅れ、避難の遅れ、コミュニケーション不全…。
災害弱者になりがちな障がい者とその介助をする人たちのためにつくられた詳細なマニュアルです。
私にも、視覚や聴覚に障害を持つ友人がいます。「もし彼らと一緒の時に災害が起こったら?」をシミュレーションするのにとてもいい資料になりました。


いつどこでなにが起こるかわからない災害。
そのことを考えると不安で恐ろしいけれど、様々な立場の人たちが定期的に集まって知恵を持ち寄りる場をつくっていくことが、信頼と安心につながります。

ピリピリと深刻になるばかりではなく、非常食試食会など、ちょっぴり遊びの要素も取り入れて楽しく話し合った「みんなで防災」。
しゃきっと気が引き締まり、いろいろな人たちとのつながりを共有できて、美味しいランチも食べられた、有意義な一日でした。

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【作者と読む福島の戯曲「空の村号」】小学生、大人が共にリーディングワークショップに参加

8月も後半に突入したところ、暑さがぶり返してきましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
つくば市民大学の赤松です。

市民大学の活動が今年で休止となる前に、大人も子どもも共に学び合う講座を
6〜8月に4講座、開催しました。

先日は、最後に開催した、新聞づくりワークショップをご報告しましたが、
報告できずにいた、前半の3つについて順次ご報告させていただきます。

今日は「作者と読む福島の戯曲『空の村号』」の報告を参加いただいた、つくば子ども劇場の藤田一美さんがしてくださっていますので、
どうぞ、ご覧ください。
講座後のアンケートからも参加者の声を拾ってくださっています(お名前もご了承をいただいて、ご紹介しています)。

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  作者と読む福島の戯曲『空の村号』リーディングワークショップ 報告
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                       つくば子ども劇場 藤田一美

   6月17日(土)於 つくば市民大学

清楚な白いブラウス姿の篠原久美子さん。
けれど、話し出すと明るくざっくばらんな楽しい方でした。

「みなさん、いまだけ、演劇を学ぶ人になってください」
「演劇を学ぶと、人の話を聞く力がつきます」
「友達を尊敬する力がつきます」
「自分を好きになる力がつきます」
「学校教育は成果や努力に対して評価をしますが、演劇では存在そのままを認めてもらえるんですよ」

印象的な言葉がつぎつぎと発せられ、どんどんお話に引き込まれていきました。

戯曲が書かれた経緯をお話しされる作者の篠原久美子さん

『空の村号』が書かれた経緯をお話される作者の篠原久美子さん

 

『空の村号』の登場人物には実在のモデルがいらっしゃるとのこと。
紡ぎだされた物語は、篠原さんの丁寧な取材とモデルになった方々との間に培われた信頼感のたまものなのだ
と知ってから、いよいよリーディングワークです。
4つのグループに分かれて配役を決め、全編を5つのパートに分けてリレー式で脚本を読んでいきます。
ひとりで文字を黙読していた時と違い、言葉が感情を帯びて聞こえ、複数の役の掛け合いで場が出来ていく
感じがしました。笑い、泣き、心がぐいぐい動いていきます。本当に楽しい時間でした。

役になってセリフを読む参加者の皆さん
役を演じる参加者の皆さん


守陽(もりはる)さん(小5)の感想
日本人は、いいことを言おうとして発表する時にもじもじしてしまうということが分かった。
空の村号は、福島の方々がきけんな村を手放せない人々の思いがこめられているお話だった。

知由(ちより)さん(小5)の感想
篠原さんはおもしろいと思いました。楽しかったです。おもしろかったです。
また、ワークショップをやりたいと思いました。
つっかかったところもあったけど、空の役をやってよかったです。
少しはずかしかったけれど、楽しかった。みんな上手だった。

市川さん(大人)の感想
最初のお話、きょうは演劇を学ぶ人になって下さいの中から、演劇ワークショップをすることで、
「存在」を認めてもらえること、これは他ではないことだというお話が心に残りました。
自分が存在することを認めてもらえる。認めることができる。今一番必要なことですね。
本番がより楽しみになりました。どんな村が見えてくるのか、自身の想像力も必要。
日本で最初に原発のできた茨城県。子どもの頃はそれがうれしくもあり、ほまれでもあったけど、
今は危険性の方が高いことに気づいてしまった。県民としては悲しいです

姜さん(大人)の感想
自分の心の中に、原発事故後に起きた、様々な感情、不安、悲しみ、痛み、孤独感などをいやしてなかったなあと。
しまいこんでいた感情に気付きました。
しのはらさんのワークショップがこんなに楽しいとは!参加できて本当によかったです。 

そのほかの方(大人)の感想から

・自分が忘れかけていることさえ、気づかずにいたことに、少しショックを受けました。
 起こったことも、その原因もほとんど「他人事」になっていました。・・・我が子の世代に何を残すか、
 自分の事なのだということを、あらためて思います。 

・学校でも社会でも常に競争にさらされている現代において、
 「ただそこに存在するだけでいい」という考えの演劇の素晴らしさに驚いた。
 篠原さんのリアルな脚本が地道な取材による賜物であることを知り、頭が下がる。
 事前の練習もなく、その場でぶっつけ本番でのWSだったが、
 とても楽しくてその役になりきってのリーディングが気持ちよかった。

・演劇を学ぶことだけが「能力」「努力」ではなく、「存在」をほめられるというお話が心に残りました。
 演劇を観ることが好きなのに学ぶという視点はなかったなあ…って。

笑ったり、涙したり。上演を見る参加者

他の参加者の発表を見て、時に笑い、時に涙する参加者の方々

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藤田さん、ご報告ありがとうございました。

その後、6月30日にアート企画陽だまりの役者さんたちが市内でリーディングを上演されました。

演劇作品を通して、福島から避難されている方たちのことに思いを馳せ、心を寄せるということを、
篠原さんが私たちに届けてくださいました。
(なお、篠原さんは茨城県出身で、劇作家として、大変ご活躍されています)

また、ワークショップでは、参加者お一人お一人が声を出して、耳に届けてくれたので、
より心に響いたと、私は感じました。

これからも国内各地で、そして、海外でも上演されることを願っています。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

                                (つくば市民大学 赤松)

アルスホールでの「空の村号」公演 提供:つくば子ども劇場

2017年6月30日アート企画陽だまりによる『空の村号』リーディング公演つくば市吾妻のアルスホールで(提供=つくば子ども劇場)
                                 







 

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